愛犬の認知症

愛犬がシニア期に突入してから名前を呼んでも反応しない、オモチャで遊ばなくなったなど不安に思うことが増えてきた飼い主さんもいるかとと思います。愛犬が年をとり、若い頃と同じように動けなくなったり、いつもと違う行動をしても「年だから…」の一言で片付けてしまう飼い主さんもいますが、それは本当に仕方のないことなんでしょうか?

最近は人間と同じようにペットの平均寿命が延びて高齢化が進んでいます。そして、人間と同じように長生きするほど病気の種類が増えています。その中のひとつが認知症です。

どうやって認知症って判断するの?

そもそも認知症はどのような病気なんでしょうか。若年性?アルツハイマー?よく耳にする言葉ですが、上手に説明できる人は少ないんじゃないでしょうか。

認知症とは、脳の働きが悪くなったり、脳細胞が失われたりして認知機能が低下して生活に支障をきたすようになった状態のことです。

言葉を話せない犬の場合、診断はとても難しくなります。認知症のように思えても、他の身体的疾患が隠れている可能性もあります。重要なのは飼い主さんの観察力です。犬は言葉を話せないので代わりに飼い主さんが行動や状態を話します。その時に、聴力、視力、嗅覚などの感覚器が正常に動いているかどうか、頭の位置が下がっていないかなど日頃からよく観察をして変化に気付いてあげらる必要があります。

認知症は基本的に治らない病気ですが、愛犬の状態に合わせてサポートすることでよりよい暮らしを目指せます。認知症なのか、それとも他に原因があるのか、必ず動物病院で獣医さんに診察してもらって下さい。獣医さんに診察してもらっても診断結果に納得がいかない場合は他の動物病院で診察してもらうと良いと思います。今はペットもセカンドオピニオンが当たり前になってきています。

  1. 攻撃的人間なった
  2. 頭、尾の位置が下がった
  3. 体がかゆくてもかけない
  4. 隙間にはさまって動けない
  5. 同じ場所をグルグル歩き回る
  6. 名前やオモチャに反応しなくなって
  7. ふらつくようになった
  8. 昼夜逆転している

目が見えなかったり、耳が聞こえなくなっていると不安がになり恐怖心を抱きやすくなります。急に触られることで自分を守るために攻撃的になりやすいのです。

老化によって、自分の思い通りに体を動かせなくなるので、体をかきたくてもかけなかったり、足腰が弱くなりふらつきやすくなります。部屋の隙間に挟まって動けなくなったり、生活リズムが昼夜逆転する子もいます。

飼い主さんが早く愛犬の変化に気づいてあげることが大切です。

認知症は予防できるの?

残念なことに今はまだ認知症の予防法は実証されていません。

しかし、体の状態に合った食事をすることで認知症になるリスクを下げられるといわれています。

本当に食べ物でリスクが減るのかと疑ってしまいますが、肥満の子がダイエット食を食べ、病気の子が療法食を食べることと同じように、その犬に合った栄養バランスを考えて与えることが大事です‼︎

また、噛むことで脳の老化が防止されるともいわれています。いろんな食感の食材を食べることによって感覚器官が刺激され認知症予防に効果的といわれていますから、トッピングを変えてみたりオヤツは食感の違うものを選ぶなどしてバリエーションを増やしてみるのもいいですね。

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