ベドリントンテリアってどんなイヌ?

目に光がなくてコワイです。

テリアと聞いて思い浮かぶ犬種ってなんでしょうか?ヨークシャーテリア、ジャックラッセルテリア、ボストンテリア…などなど

もっとたくさんの犬種を思い浮かべる人もいると思いますが、ベドリントンテリアってご存知ですか?ここでは、ちょっと珍しいベドリントンテリアについてお話しします。

原産国はイギリス

ベドリントンテリアの起源ははっきりわかっていません!テリアは起源がはっきりしていない犬種が多いんです。しかし、イギリスのノーザンバーランド州のロスベリー市周辺で炭鉱労働者たちに可愛がられていたといわれています。

ベドリントンテリアと呼ばれるようになったのは1825年からです。それまでは地名をとってロスベリーテリア、または、キツネ狩りに使われていたことからノーザンバーランドフォックステリアと呼ばれていました。

日本にベドリントンテリアが紹介されたのは1963年です。日本での歴史はとても浅い犬種ですが長脚テリアの愛好家がいます。

ベドリントンテリアっておとなしいの?それとも活発?

基本的には温厚です。利口で感受性が強い犬種です。しかし、テリアらしく勇ましい面も持ち合わせており、敵や獲物には果敢に攻めて行きます。信頼関係を築いた人には素直に従いますが、築けていない人には素直に従う犬種ではありません。

しかし、時代の変化と共に狩猟や闘犬としての活躍の場が減っていき、絶滅の可能性も考えられていました。その後、家庭犬としての能力が認められて再び頭数を増やしたとされています。

フワフワの綿毛のような被毛に独特なカットスタイルをしているので、羊のようにも見えますが、普段の温厚さと敵に対して果敢に攻めて行く姿とのギャップから「羊の皮を被ったオオカミ」と呼ばれています。

ベドリントンテリアのお仕事

イギリスの炭鉱労働者に可愛がられていたと先に説明しましたが、その理由は、炭鉱の現場現れる小動物(イタチやアナグマなど)を狩ってくれたおかげで、害獣による被害を抑えられていたからです。他にも、捕まえた小動物の毛皮を売り、金銭を稼ぐこともしていました。

元々持っていた狩猟能力の高さが上流階級の人々の目に留まり、当時人気のスポーツだった狩猟や闘犬として活躍の場を伸ばしていきました。

ベドリントンテリアのトリミング

犬の被毛は、皮膚を外側からの刺激から守るための毛と体温調節をするための毛があり、体温調節をするための毛を持っていない犬種をシングルコートと呼び、2種類の毛を持っている犬種をダブルコートと呼びます。

ベドリントンテリアはシングルコートの犬種です。他のテリアはダブルコートで抜け毛が多いですが、ベドリントンテリアはほとんど毛が抜けません。ブラッシング時に少し抜ける程度です。

しかし、プードルのように毛が伸び続けるので、毎月のカットは欠かせません。犬の中での特に柔らかい毛質をしているので、絡まりやすく、毛玉ができやすいです。2週間おきのシャンプーか、毎日のブラッシングをオススメします。

正しい方法でケアをしていれば、触り心地の良いとても美しい毛並みになります。

一般外貌(スタンダード)

優美でしなやかな均整がとれていて、筋肉質な犬種です。頭部、背、腰部が丸みをおびてアーチ状になっています。

被毛の色はブルー、ブルー&タン、レバー、レバー&タン、サンディー、サンディー&タンの6種類です。

タイトルとURLをコピーしました